■No.257 学校週5日制の問題
H24.4.29発


学校週5日制の問題

 今年の4月から、子どもたちの学力低下につながったと批判が噴出した、いわゆる「ゆとり教育」に終わりを告げて、新しい学習指導要領による教育が始まり、標準の授業時間数は小学校で週1、2時間、中学校でも週1時間は増えています。
 しかし、これにより心配されているのが、過密な時間割が児童・生徒や教員に与える負担ですが、そんな中でも、もっと教員が児童・生徒と向き合う時間を確保しなければならないことを考えると、今後はどうしても土曜日に様々な教育活動を実施することも必要になってくると思われますし、ひょっとすると土曜日の授業まで考える必要がでてくるかも知れません。すでに東京都では、全てではありませんが、土曜授業を始めており、京都府、栃木県や佐賀県など、後に続く動きもあり、さいたま市や宇都宮市など全国の多くの市や町でも、その取り組みは始まっています。
 一方、石川県を見ると、県教育長からは、地域行事に参加している小学生の割合が石川県では全国平均より大きい、また考えられる課題も多いなどの理由により、全く考えていないとの説明がありました。もちろん、私も平成14年度から実施されている現在の学校週5日制については、すでに広く地域社会に定着し、その趣旨も十分に承知しているつもりですが、教育活動の時間の確保が困難な現状を見るにつけ、自然観察や環境教育、また交通安全、ふるさと教育、食育、さらに原発事故を受けての放射線教育や防災教育などについては、いったい、いつどこで、学べるのですかと、心配になります。
 特に防災教育については、文科省が全国の学校に専門知識を持つ教員をおくなどこれから見直しがあるのですが、金沢市でも新年度に実施する「絆」防災教育の中での、地域やPTA等との連携、モデル校の指定などは土曜日を念頭に進めるという事業です。こんなことを考えると、授業時間が増える中、様々な分野の教育や学校行事の時間の確保については、当然土曜日の活用も考えられるべきと思います。皆さんはどんな風にお考えになられるでしょうか。

(H24.4.29)