■No.255 頻発する土砂崩れ
H24.4.15発


頻発する土砂崩れ

 皆さんも覚えておられるでしょうが、2月に金沢市内鈴見台で発生した土砂崩れは、急傾斜地が点在している金沢市内では、雨や雪解け水などによる崩落の危険箇所が多く潜んでいることを浮き彫りにしたように思えます。
 また3月には、津幡町においても土砂崩れが発生し、県道を塞ぎ集落が孤立したとの報道がありました。
 皆さんも、土砂災害防止法に基づき警戒区域である「イエローゾーン」と特別警戒区域である「レッドゾーン」の区域が指定されているのは、お聞きになったことがあるかもしれませんが、現段階での県全体の警戒区域の整備は、まだまだ行き届いてはいないそうです。
 特に、土砂災害により住民に大きな被害が生じる恐れがあるレッドゾーンの地区では建築物の構造規制や移転の勧告なども定められています。それでも土砂災害が発生する場合には、わき水量の増加や小石の落下、河川水や井戸水の異常な濁りなどの前兆がみられることがあっても、予測できないケースが多いのですが、とにかく早めの警戒、避難が第一なのだそうです。
 また、金沢市内の危険な急傾斜地には、住宅密集地が近接しているところがとても多くあるのですが、こうしたがけ地の災害対策における整備には、5%〜10%ほどの地元負担金が強いられることなどから、対策には時間がかかり、整備は未だ全体の3割ほどに留まっているのだそうです。
 最近の全国で頻発する災害の様子を見ていると、人事ではないと感じるのですが、官民双方が理解を深め、協力をしながらがけ地対策を進めていただくことを期待したいと思います。

(H24.4.15)