■No.210 小松空港活性化
H23.2.26発


小松空港活性化

 小松空港の今年度上半期の利用状況を見ますと、国内線では前年同期比では2.6%増の100万人を超え、国際線も3路線とも前年を上回り、特に、万博が開催された上海便は利用者数が大幅に増加しています。
 さて、「STEP21」の中での空港との関わりについては、新幹線と空港を組み合わせた様々な周遊観光コースが提案され、広域観光圏の整備促進を進めるとしています。新幹線が開業して首都圏との移動手段が多様になることは、すなわち利便性の向上に繋がることになり、新幹線開業後も引き続き小松・羽田便の充実に取り組むべきであります。
 しかし、小松・羽田便のビジネス利用者などが新幹線に流れることは、すなわち便数の減少の懸念につながり、航空機利用者の利用促進・確保については、今後の強力な取り組みがカギとなってくると思います。
 また、これまで小松空港国際化推進石川県議会議員連盟では熱心に小松空港の国際化に積極的に取り組んできたのですが、昨年も香港の航空会社や旅行会社などを訪問していました。その際に、航空会社からは、「まずは定期チャーター便の運航を重ね実績を積みたい」また旅行会社からは、「日本側の希望があれば喜んで手を挙げたい」という前向きな姿勢が示されたのであり、目標に向けては一歩前進と感じられたとのことです。
 一方、昨年10月31日に新国際線旅客ターミナルが開業した羽田空港からはホノルル、バンコクなどと共に小松空港と競合するソウル、上海、台北そして香港などに就航しているのですが、現在までの利用者数は予測を大きく上まわり、北陸の旅行業者においても石川から海外に向かう旅行客の利便性に繋がるとして、大きな期待を持っていると聞いています。成田空港との一体化も目指すという羽田空港の国際ハブ化の影響をいち早く分析し、利用者増・確保には、使い勝手の良い便数とダイヤの実現により利用者確保に取り組んでいく努力を続けていただきたいと思います。また、国際航空貨物については、小松空港の昨年10月までの国際貨物取扱量は、輸出入とも好調であり、輸出は前年同期比では64%増、また輸入も円高、ユーロ安の関係もあり約2.3倍と大きく増え、輸出入の合計では、約9,540トンと前年度の年間実績とすでに並んでおります。そんな中、現在、小松空港に週3便就航しているカーゴルックス航空社では、昨年6月に日本政府とルクセンブルク政府間で運航条件が見直されたことを契機に、北米や香港など新たな路線開設の検討を進めていると聞いており、谷本知事も必要な支援や働きかけをしたいと期待感を示されており、国際貨物拠点空港としてさらに発展していくためには、カーゴルックス航空の増便に大いに期待しているところです。  

(H23.2.26)