■No.204 千里浜海岸
H23.1.19発


千里浜海岸

 「能登の活性化」については、知事の英断により2013年度からの能登有料道路の全線無料化が決まっていますが、過疎化が進む能登に、さらなる振興策が望まれていることは、私がたとえ金沢に住んでいても、よく理解できます。 能登加賀の格差是正が、いつまでも県政の課題といわれないように谷本知事には、今こそ本音で決意を語り最大限の努力を期待します。
 さて、能登の宝といえば、世界に3箇所しかないという自動車が走行可能な砂浜海岸である「千里浜」のことが思い浮かびますが、谷本知事も先般の訪中の際には、何度も中国の観光関係者に「千里浜」の素晴らしさをPRされていたのが印象的でした。
 しかし、先日たまたま、数十年前の「千里浜」の様子が写った写真を見ましたが、あらためて、侵食された現在の変貌ぶりに驚きました。
 この侵食は、過去20年の間、年平均、約1メートルずつ進んでいるのであり、この夏の台風4号の際には、浜茶屋が実際に被害をこうむるほどでしたが、これ以上に侵食が進めば、車が走れるどころか砂浜自体が将来は消滅してしまいそうです。
 すでに石川県では「検討委員会」が設置され、技術的かつ具体的な対策に頭をひねっているのですが、「養浜」等での復元への試みの効果は不透明であり、工事が始まっている砂の流出を防ぐ人口リーフの効力もまだ先のことであります。
 いうまでもなく、「千里浜なぎさドライブウェイ」は能登の振興はもちろん観光誘客の目玉であり、日本の国にとっても、失ってはならない大切な自然財産です。貴重な財産を後世に引き継ぐことは、現代の大きな責務であり、そのための努力の有無は今後に大きな責任となって表れてきます。
 危機感を持って、てこ入れを行なうべきと考えますが、知事のこの問題についての強い決意を期待したいと思います。

(H23.1.19)