■No.192 子育てと医療費
H22.11.12発


子育てと医療費

 今、多くの皆さんにとって一番大きな関心事である福祉、子育てについては、私もこれまでいろいろな案件について取り組んできたつもりですが、この春の知事選挙のマニュフェストにも「石川の未来を託す人づくり」の中で、また医療問題については「安全・安心で住みよい石川」の中で触れられています。
 そこで議論を忘れてはならないと思うのが国の「子ども手当」についてであります。
 この問題について民主党は、いまだ内容を巡り右往左往しているのは情けない限りですが、支給額を決めるにあたっては当然、算定根拠があったかと思いますし、小沢さんの一声で上乗せをしたということの真偽は別にしても、巨額の公費を支給する政策は目的が明確でかつ持続可能な制度でなければならないのはいうまでもありません。
 一方で最近、子どもの医療費を軽減する取り組みの動きが、次第に全国で広がってきていますが、石川県のこれまでの実績では件数、金額共に平準的な推移であり、少子化や子育ての支援を、どこにも負けないほど進めてきたという姿勢は少なくともこの面では感じられませんし、実際に子供に医療費が掛かりすぎて困るというお母さんたちの声は日増しに大きく聞こえてきます。
  私は、この「子ども手当」には、子供の医療費への対応も含まれているのではと善意に解釈していたのですが、確実に毎月一人26,000円が支給されるというのなら、「医療費の無料化」については、今のところ必要がないというのも理解はできます。
 しかし、「子ども手当」がこのまま半額支給のまま据え置かれたり、現物支給などという美名で「ごまかし」で済まされるならば、「子供の医療費の軽減化」は、今すぐにでも県が対応すべき課題であると言いたいところです。
 また「子ども手当」には、制度が無くなった児童手当の分はそのまま含まれており、いまだ県の負担分が残っているのもおかしな話です。
 このことを考えると、やっぱり最初のボタンの掛け違いや制度自体が充分精査されたものではなかったことが、混乱の始まりであるということになるのではないでしょうか。

(H22.11.12)