■No.187 金沢競馬
H22.9.17発


金沢競馬

 金沢競馬では、すでに4月から「最後の審判」といわれるシーズンが幕開けしていますが、景気悪化だけが理由ではないでしょうが、入場数、売得額どれを見ても、決して好調とはいえず、全国の公営ギャンブルの状況でも似たようなものです。
 かって最大5億円を超える赤字に苦しんでいた金沢競馬では、「金沢競馬検討委員会」において、確か2009年度までの3年間の猶予期間で黒字に転化できなければ「廃止」も見据えての検討が進められていたはずですが、昨今の入場数、売得額は共に低迷し、残念ながら、いよいよ金沢競馬もこれで終わりか思っていたところ「存廃の結論」は来年度以降に持ち越されたのです。
 しかし、景気の浮き沈みに左右されやすいからこそ、3年間と区切って、その間の状況を判断して結論を出すことになったのであり、いまさら約束を変えることには少々疑問を感じるのですが、一体いつまで結論を先伸ばしにするおつもりなのでしょうか。
 確かに、これまでの競馬事業の県政への貢献、昨今の競馬事業局の涙ぐましいコストカットへの努力や番組編成においての工夫については評価しますが、馬主経済はすでに成り立たないとの声がもっぱらであり、一方、県と共に主催する金沢市からは赤字になってまでも税金を投入する気持ちはさらさらないとの声が聞こえてきます。
 800人を超える関係者や熱心なファンの願いを思い測ると、すぐに廃止をという気持ちにはなれませんが、延長戦ともいえる今シーズン、単年度でわずかでも黒字が出ていれば、はたして来年度以降の続行を決めていいものなのでしょうか。
 競馬局長の発言にも、「新年度の見通しについては、やる気は十分あっても、はっきり言って厳しい」とありましたが、地道な努力ではとても間に合いそうもない中、「一発逆転のアイデア」があるのでしょうか、競馬ファンであってもなくても、納得できる懸命な判断が必要と思いますが、如何でしょうか。

(H22.9.17)