■No.169   H22.4.26発


 特別支援教育を行う学校は、以前は視覚、聴覚や知的障害、肢体不自由児など障害の種類ごとに盲、聾、養護学校が設置されていたのですが、子どもの障害が重度重複化する傾向の中、多様な教育環境が求められ、石川県でも複数の障害に対応する学校として県立総合と明和両総合養護学校がすでに整備開設され成果を上げているところです。
 そして、これらの総合養護学校は、本年4月には、いしかわ特別支援学校として校名変更が行われます。
 こうした現状の中で両特別支援学校の高等部においては職業コースが設置されているのですが、保護者の皆さんが一番心配しているのは子供たちの就職の問題です。
 したがって、生徒の多くは卒業後、企業等での就職・就労を目指しているのでしょうが、学校においては一体どのような生徒を対象に、どのような職業についての学習が行われるのか、また対応する先生方の専門性の向上については、どんな方策で望むのかが大事なことになります。
 特に今年度に限らず、来年度も新規高卒者の就職が一層厳しくなることが予想され、石川県でも様々な施策を明らかにしていますが、特別支援学校では一般の高校生以上に厳しい状況となることは間違いなく、これからは労働・福祉分野との連携・協力をさらに深めていくことが必要になってくると思います。
 さて最近、病弱教育についての相談が多くなっているような気がするのですが、病弱に加えて他の障害も併せ持つ子供さんの保護者の方からは、重複ゆえの切実な悩みを聞く機会がよくありました。
 皆さんの話を聞いていると、病弱で、しかも重度重複障害のある子供さんには、小中学校での特別支援学級の設置などについてはもちろん、全てにおいて特別な教育的配慮が必要と感じますが皆さんはどう思われてるでしょうか。

(H22.4.26)