■No.157   H22.1.12発


 谷本知事の昨年の9月定例県議会においての5選への意思表示は決して力強いものでありませんでしたが、自民党県連は適当な候補者を見つけることができず、現職の推薦を決めてしまいました。
 ここで、今回も心置きなく支援するためには、知事の政治姿勢について、十分に吟味しておく必要があると思います。
 先日、財政的にはとても厳しい時代であった昭和59年頃、中西知事時代の古い新聞を見ていたのですが、当時の苦労がとても良くわかるものでした。
 その当時をご存知の方に話を聞くと、知事選挙直前における予算編成では県議会との関係も考慮しながらの渾身を振り絞っての取り組みがあったそうですが、出来上がった予算案の発表時の気迫にあふれたコメントがとても印象的でした。
 かつて、中西県政の基本的継承を訴えデビューした谷本知事が初めて手掛けた予算では、その優先順位付けに高い評価があったと聞きましたが、平成22年度の新年度予算編成では、まず日々の厳しい生活に耐え忍ぶ県民への思いやりが何よりも大切ですし、その上で最重要課題として位置づけられている新長期構想の実現については優先順位を見極めながら、あきらめずに取り組んでいくことも忘れてはならないと考えます。
 さて先日、鹿児島との静岡県の両知事さんが石川県をトップセールスのため訪れておられましたが、忙しい中でもトップセールスの効果は絶大であると考えているからこそ、全国のあちこちをまわって回っておられるのでしょう。
 宮崎県の東国原知事の活動振りは典型的な例だと思いますが、谷本知事にも、観光誘客、農作物の販路、空港振興、企業誘致など、あらゆる分野でこれからもっと頑張っていただきたいと思います。
 また、知事は以前「全ての分野で国に先駆けて頑張る」とおっしゃられていましたが、国との関係では他人の欠点はよく見えても、自分のことはよくわからないものだといわれます。
 外郭団体での採算意識の希薄さなど、様々な問題の温床となると言われている「天下り」の常態化や「渡り」の問題については、批判が高まる中で、地方でも改革の動きが広がりつつあり「住民からおかしいと思われない仕組みが必要」であることは当然です。
 石川県では率先して「人の振り見て我がふりなおす」気持ちが大切であるかと思いますが、皆さんはいかがお考えになるでしょうか。

(H22.1.12)