■No.154   H21.12.15発


 皆さんもよくご存知の広坂にある石川県立生涯学習センターは旧県庁舎が移転する前は県の行政庁舎新館として使われていました。
 そして現在は、社会教育センターが本多町から移転し、さらに金沢教育事務所やジョブカフェ石川、大学コンソーシェアムなどが入居していますが、建物そのものについては耐震構造と成っておらず、引き続き利用していくには、大掛かりな工事が必要なために、数年後には取り壊されることになっており、現在入居している団体からは多くの惜しむ声が出ています。
 さて、県立社会教育センターは全国に先駆けて昭和42年に本多町に建設され、その際に幾つかの社会教育団体が選ばれ入居し、全国の関係者から羨望視されたことがあると、昔を良く知る方から聞いたことがあります。
 平成16年に策定された石川県の10年間の生涯学習振興ビジョンの中では「学びがいつでもはじめられ、誰でもが参加できるよう生涯学習関連施設の整備に努め、社会教育関係の団体との連携や活動のネットワーク化に向けての取組が重要である」としています。
 また今年が、その年に当たるのですが、5年後には進捗状況や成果について総合的な点検・評価を実施するとなっており、これまで多くの石川県の生涯学習団体は、活発な活動を展開し各方面から評価を得ているようです。
 さらに、市内中心部であり交通の利便がよく、誰でもが安心して、時間を気にせず活動できる場所であり、県が旧県庁舎移転後、腐心してきた中心市街地の賑わい創出にも貢献しています。
 現在、旧県庁跡地では、新しい魅力となる「しいのき迎賓館」が整備されていますが、広坂庁舎を撤去する際は入居団体についても、県の組織と同等の扱いをしなければ、総ての方が厚生年金会館の取得や県有施設への単なる穴埋めのスケープゴートに利用されただけとの印象を受けるような気がしてなりません。
 移転そのものについては、各団体はやむを得ずと納得はしているとはいうものの、社会教育団体との連携や生涯学習活動のネットワーク化が図られ、大きな成果をあげているこの時期であり今後の活動をどうしようかと迷っている会があることも耳にします。
 県の関係者の皆さんには、是非、このことを忘れないようにしていただきたいと思っているのですが、皆さんからのご意見も待ちたいと思います。

(H21.12.15)