■No.131   H20.3.21発


 去る2月25日の県議会定例会の冒頭に、栄えある第89代石川県議会議長に就任することができました。これもひとえに多くの方々のご指導のお蔭と心より感謝いたしております。 また、その重責に身が引き締まる思いですが、どうぞ引き続きのご支援、叱咤激励を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
 さて、温暖化防止など地球の環境問題が叫ばれ、世界中で取り組みが始まっている中、日本でもCO2の排出削減など、国際社会の一員として数々のアピールを行なっており、我々の身近な所でも一人ひとりの更なる理解や努力が必要になっていると感じる今日この頃です。
 ご承知の通り、石川県でも昨年「いしかわ森林環境税」が導入されました。森林の整備保全を目的とするところは、地球温暖化防止対策や山地災害の発生に対して、また安全な県土基盤を形成する上でとても重要ですが、厳しい経済状況にある多くの森林所有者の手による適切な林業経営、森林管理の実施は、すでに限界点に来ていると言われており、これから荒廃森林の広がりが心配されているところです。
 この新たな税は、10年間の議員立法であり、昨年4月より一定の所得以上の方々全てから薄く、広く1年間に1人500円の負担を求め、県全体では約53万人の方々から集めるものです。
 今後、県民の要請に応え得る森林整備・保全の推進と並んで、山村・林業の活性化を図るためには、更なる行政の大きな後押しが必要と考えます。と同時に森林保全の意義について理解を深め、自然を守ることに対する県民の皆さんの十分な理解を求めるため、しっかりとPRすることが必要です。
 一方、石川県では能登地区や白山山系に他県以上に豊かな自然が残っているといわれています。特に能登地区には今なお長い時が築いてきた自然環境が残されており、貴重な動植物も数多く生息しています。
 例えば海岸部では、ハマナスを初めとする豊富な海浜植物が自然植生し、さらに、シロチドリや県天然記念物のイカリモンハンミョウなども生息してますが、その生息場所は年々狭まれていると言われています。その原因は、ごみの増加や生態系の破壊であると思われますが、全国では、人や車が出入りする区域を独自に指定し、制限する自治体までも出てきているようです。
 子ども達の環境情操教育の観点から「森林の保護」と同様にレッドデータ-ブックなどに記載されている貴重な動植物の保護や、年々深刻化している外来種による生態系の破壊が本県の自然を侵しつつあるということを県民にもっと詳しく知っていただくことが今必要になっています。
 末永く、石川県の大きな財産である山や川、そして動植物などの自然を守り、次世代に継承していくために県民全体で頑張って取り組んで行かなければならないと考えています。


(H20.3.21)