■No.130   H20.3.9発


 現在、日本では地方交付税により2007年度から毎年2百億円ずつ5年間、総額で1千億円の図書整備費を市町村に配布する「新学校図書館図書整備五ヵ年計画」が進められています。しかし、地方交付税で配分されたお金の使い道は、自治体がそれぞれの判断で決めることが出来る仕組みになっているのです。
 したがって多くの自治体では厳しい財政状況のためか、残念ながら図書の購入を「後回し」にする事が多いのですが、この事は子ども達の将来を考えると少々心配になりはしないでしょうか。
 そんな中、日本では最近、北欧のフィンランドの教育方法に熱い視線が注がれているそうですが、その理由は、昨年57カ国の国と地域が参加し実施された国際的な学習到達度調査(PISA)において、各部門で毎回順位を下げる日本を尻目にフィンランドはどの部門でも常にトップクラスを維持していたからだといわれています。
 それでは日本の教育とフィンランドのそれとでは一体どんな違いがあるのでしょうか。極東にある国と北欧の国との間の事でありますから当然違いはいくつもあるでしょうが、ただ1つ確実に言える事はフィンランドでは「勉強する」という言葉の代わりに「読む」という事をとても大切にしているそうです。例えば子供達には日頃から分厚い本を何冊も読むことを求め、テストではその知識に基づいて小論文などを書かす事が多いのだそうです。そう考えてみますと日本の将来を担う子供たちがもっともっと「読書」をすることの重要性が感じられるのですが、日本では、そして石川県では県内市町での「図書購入」及び「本離れ」について一体どのように考えられているのでしょうか。子ども達の将来の事を考えると、市町を通して「読書」の大切さをもっともっと伝え、指導していかなければならないと思います。もしそうでなかったら、これから更に子供達の「本離れ」が深刻な問題となり、結果的に学力にも影響を与えるかもしれません。ちなみに昨年全国で統一学力テストが行われましたが、国内との比較ではなく、世界の国々との比較の中で、レベルを上げていかないと日本の国が、世界の中での競争にうちかっていけないと考えますが、一体どうなるのか大変心配です。

(H20.3.9)