■No.127   H20.1.28発


 最近は、ペットなど動物の遺棄、虐待は動物愛護管理法により犯罪であることが多くの方に知られるようになりました。しかし、残念ながらまだその認識のないペットの飼い主が沢山おり、現実に社会問題にもなっているようです。そして、これらの犯罪の未然防止に対する行政の責任は大きいと思います。また県でも昨年、金沢市内でワニが逃げ出し、世間を騒がした事件がありましたが、最近全国で同様な事件が頻発しているとマスコミは伝えています。一体県内における危険な動物飼育の実態はどうなっているのでしょうか。もっと県や市の厳格なる指導や、安全管理、そして飼い主のマナー向上に対する取り組みを必要ではないかとつくづく感じます。
 勿論、心豊かな生活には欠かせないペットですが、一方で野良猫、迷子犬などの対策には行政も一般市民も時には頭を悩ますのも事実です。
 そんな中、2007年度中に「いしかわ動物愛護管理推進計画」(仮称)」が策定されるのですが、昨年5月に実施された県民アンケートの結果によりますと、保健所での犬と猫の引き取り有料化への「賛成」の意見はそのうち9割近くに上り、この結果は国で行った調査と同様の結果であったそうです。しかし、これに対して計画策定検討会の委員からは「有料化は慎重に検討してほしい」との意見が相次いだそうですが、なぜそんな意見が出るのかちょっと理解に苦しむところです。一体この県民のアンケートと正反対の意見に何か別の問題意識があるのでしょうか。それでもその後、保健所での引取りは有料化の方向と決まったのですが、いずれにしても、すみやかに基本的な考えを構築し、有料化を開始すべきと考えます。
 さらにもう一点、大変残念なことですが、行革の一環と称してこれまであった猫の不妊、去勢手術に対する県助成が今年度限りで廃止になります。しかし、そうであるならば、一方で一層力を入れなければならないという手術の普及啓発には、どのような方法を用いて進めていくのか、まず、具体的に示しておくことは当然なことと思います。「動物愛護」の問題はたかが「動物」という問題ではないと思います。人間への犯罪にも繋がるとの心配も指摘されたりしているのですが、皆さんはどうお考えになるでしょうか。

(H20.1.28)