■No.102   H19.1.10発


 昨年夏、全国を感動の渦に巻き込んだ甲子園ドラマの主役を演じたすがすがしい高校生を見る一方、不登校の児童生徒や尊い命を自ら絶つ子ども達、さらには、 驚愕な犯罪の中心となっている少年の存在があるという現状を考えると、これは、もちろん社会全体の責任でありますが、国、地方の教育行政が、よりきめ細かな取り組みを実施していくことが 肝要であると考えます。
 そんな中、未履修やいじめ問題が全国で話題となり、石川県でも同様のことが起こっていました。本県では、この春に新教育長に中西さんが着任されたのですが、 自らを「ずぶの素人」と謙遜しておられます。しかし、未知の世界で、これまでの豊かな行政経験と不屈の精神力をもって、その手腕を大いに発揮していただきたいと期待いたします。
 さて、当面の取り組むべき具体的な課題について考えてみたいと思います。
 第1点は、高等学校の再編整備についてです。この問題は、生徒達はもちろん地域住民にとっても大きな関心事であり、その議論が注目を集めることは、間違いありません。 県では、昨年度「学力向上教育改革推進会議」を設置、既に動いており、新教育長にとっては当面の大仕事ですが、今後、地域の意見をどのようにくみ取っていくのか、 また平成11年5月の「高等学校の再編整備に関する基本方針」にある学校活力の維持、多様な選択科目の開設、専任教科の教員確保などの問題点をどうクリアするのかなどの課題もあります。 再編整備にあたっては総花的に、例えば分校の配置するなどはせず、子ども達がもっともっと切磋琢磨できる教育環境を確立することが必要ではないかと思います。
 また、学力向上対策についてでありますが、現在、ゆとり教育の弊害が取り沙汰されております。石川の子ども達にどのようにして確かな学力を身につけさせていくのかが、大切なことです。
 この問題は、教員の資質に大きく関わる問題でもありますが、いじめや不登校などの諸問題についても学校の教育力向上なくして解決は望めません。教育は人なりという言葉がありますが、児童生徒に直接関わる教員の資質の向上についての強い取り組みと社会の目が必要であります。皆さんは、いかがお考えでしょうか。


(H19.1.10)