■No.36   H17.3.1発


 皆さんも感じておられると思いますが、町中にある無秩序な看板を始めはり紙、のぼりなどの屋外広告物が街なみ景観を大きく損ねています。
 すでに国土交通省では景観法の整備に合わせて、屋外広告物法を改正し、その及ぶ範囲を都市規模を問わず全国の市町村に拡大し、さらに都道府県が屋外広告物に関する条例の策定を実際に 景観行政を行う市町村に委ねることができるようにし、また、悪質業者対策として屋外広告業の登録を届出制から登録制に変更しています。
 これまでわが国では、おおよそ看板は野放し状態であり、人々に好感を持って受け入れられる配慮に欠けていたと思われます。石川県でも、特に郊外に通ずるバイパス沿いでは、 看板が店の構えや敷地に比べて不釣合いなほど大きく、皮肉にもかえって目立たなかったり、その色あいにより逆に「ひんしゅく」をかうものもあるなど、役割を果たしていないものが数多くあります。
 一方、派手な看板やネオンをやめ、外観だけでは決してパチンコ店とわからないシックな店構えに変えたら、客足が増えたとか、街なみ整備の結果、地域の雰囲気がすっかり変わり来店者数が数倍になったなど、 露出度を押さえて、街なみに溶け込んだものにすることによって、営業面にもプラスになったという実例があると聞きます。
 当然、街なみや景観は、そこに住み、働く全ての人の理解と協力がなければ本当にいいものは出来ないものでありますが、後の世代に誇りを持って残すことの出来る、 また世界中からお越しになる外国人の皆さんにも賞賛される素晴らしい街なみ景観を、本県でも作り上げる努力を行うべきです。
 もし、そうでなければ、地方公共団体が制定する屋外広告物規制条例などは、まさに「看板に偽りあり」であると皮肉られても仕方ないと思うのでありますが、いかがでありましょうか。


(H17.3.1)