■No.31   H17.1.10発


 アメリカでの同時多発テロをきっかけとして、海上人命安全条約であるソーラス条約が改正強化されるなどをうけて、石川県でも港湾からの海外の出入りについては厳しくなりました。
 ご承知のとおり本県には重要港湾といわれる大規模な港が金沢と七尾に2ヶ所あり、県内の産業面においても大切な役割をはたしています。 例えば、金沢港での取扱貨物量は、約40年前の開港当時の91万トンから、近年は約400万トンまでに伸び、特に、コンテナ貨物については、平成15年では約38万トンにのぼり、5年前に比べほぼ倍増の取扱量となっています。 さらに、世界的なコンテナ化への流れの進展の中、これからも増加傾向にあり、このことは金沢港が環日本海時代における物流拠点港であることの証であり、益々発展していくことが期待されます。
 すでに空路については、昨年11月25日から中国・東方航空による小松・上海便が定期便化され、人的交流の基盤が確立し、江蘇省を中心としたこれまでの交流はさらに幅広く、そして深くなることが期待されますが、金沢港の今後の発展を期待するためには、その周辺に県内企業の進出も多く、また、成長著しい中国経済の拠点でもある上海との海上航路開設が何よりも重要であると考えられます。
 実際に多くの県内の荷主企業からも大変強い要望もあり、安価で大量に貨物を運ぶことが出来る金沢港と上海とを結ぶ航路開設は、今後はこれまで以上に有効であると考えられています。 空路はようやく一段落した今、これから海上航路においても県として強い取組が必要であると思いますが、皆さんいかがお考えになるでしょうか。

(H17.1.10)