■No.8   H15.2.1発


 最近国会では「夫婦別姓制度」導入を巡り、推進派と反対派の相方議員による論議が活発に行われています。

 「少子化で一人っ子も多い昨今、一つの選択肢では」との考え方は当然でありますが、元来日本人は、先祖とともに暮らしているという意識の中で人生観や倫理観を形成してきたのであり、「夫婦別姓」は日本の伝統的な家庭観を否定するものと思います。父母双方の祖先を敬い、家族・地域ひいては国家の反映や、世界の平和を願い、合掌をすることは多くの国民が日常的に行っていることであります。
そのことを思うと家庭の大切さに誇りをもって、広く社会に訴えていくことが今の時代には最も大事なことと考えます。

 現在行われている夫婦別姓論を聞いているとあまりにも子供を含めた家族と家庭での教育の有り方が欠けているようであり、ほとんどの日本国民は特に「夫婦別姓」を望んではいないと思います。

 別姓論者は、「先進国で同姓を強制しているのは日本だけだ」と主張しますが、昨今の青少年の凶悪犯罪では、家庭崩壊による犠牲となっている青少年が多くかかわっているのは欧米の例を見るまでもなく日本でも同様であり、その反省もあってか最近は米国や英国でもこれまでと逆に家族の大切さが強調されるようになってきているのであります。

 親子が対等な関係にある「友だち親子」が理想とされたり。教師と子どもは、上下がない平等な関係だということが盛んに強調されるなど、「個人」「個性」重視の行き過ぎの教育の弊害が本当に心配でならないし、このような発想自体が、今日の社会の荒廃、子どもたちの憂うべき状況を招いた最大の原因であることに、みんなが気づかなければならないと思います。

 世界中のどこでも求められている強い「家族の絆」を損ないかねない「夫婦別姓」制度に対し、良識ある日本人一人ひとりが、反対の意思表示をする必要があると思いますし、これからは教育の中で家庭の大切さを確かめ合うことが必要であると思いますが、皆さんどのようにお考えでありましょうか。