平成13年第2回定例議会での一般質問。
後ろは善田議長。 H13.6.19
【6月議会が終了し、議場を出るところ。
お疲れ様でした。(H13.6.26)】
(北陸中日新聞社提供)

2001年6月定例議会
参議院通常選挙について
質問
 今回の選挙の意義、争点についてどう考えるか。
谷本知事
 地方分権型社会の実現がなるかどうか問われる大変大事な選挙である。

聖域なき構造改革について
質問
 構造改革では、政官民の思いの中に都市の地方との溝が大きいが、どのような声を発していくのか。
谷本知事
 国と地方の役割分担とか税財源の配分を見直すといった掘り下げた議論が必要。

歴史教科書
質問
 教科書選択にあたり県教育委員会の役割、責任、歴史教育の目的について見解を問う。
山岸教育長
 県として公平公正な採択が行われるよう選定資料の配布など、その指導、助言、援助に努めてきた。

谷本知事
 我が国の歴史に対する愛情を深めて国民としての自覚を育てること。

県消防防災ヘリコプターを活用
質問
 救急患者の搬送では、病院に接近した場所でのヘリポート確保が必要。
谷本知事
 新県庁舎に隣接している公園を、緊急時の離発着場所として利用する。

乳幼児医療費助成
質問
 市町村格差を是正するため県助成を拡充せよ。
谷本知事
 所得制限の導入など制度見直しを検討。県制度の拡充で軽減された市町村予算を他の子育て施策に振り分ける条件についても市町村と協議する。


信用組合
質問
 破綻のニュースが流れる信用組合について、知事の意見は。
谷本知事
 破綻により県内の中小企業者の資金調達などに不都合が生じてはいけない。対応については、時期を逸せずに事に臨んでいく。


環境新税
質問
 ごみ減量化やリサイクル推進を目的としたグリーン税制など新税導入の可能性は。
谷本知事
 税制による対応が具体的施策を促進させる効果があれば検討するが、県民の負担増につながる問題であり、効果について十分掘り下げた議論が必要。


家電リサイクル
質問
 不法投棄対策に新たな経費が発生している。
畑中建治環境安全部長
 不法投棄ごみの回収、監視巡回などで市町村に新たな負担が生じない措置を国に提案する。


学校給食と栄養士の役割
質問
 日本の将来がかかる児童生徒に健康教育を行う学校給食と学校栄養職員について、所見を伺う。
山岸教育長
 学校栄養職員の授業への一層の参画や、食に関する児童の健康づくり推進事業などを通して、みずからの健康管理ができる児童生徒の育成に努めていく。
質問
 県内農家で生産された野菜や果物を学校給食に取り入れる取り組みを望む。
山岸教育長
 県産の農産物の導入に積極的に取り組んでいく。


記者コラム:小泉改革めぐり賛否両論の応酬

 19日の県議会一般質問で、小泉純一郎首相が掲げる「聖域なき構造改革」をめぐる論議が展開された。参院選の焦点となるだけに賛否両論の応酬で"県民税"を揚げる谷本正憲知事にそれぞれ同意を求めた格好。もっとも、知事は「手順、議論の積み重ねを」と地方の立場を繰り返して強調した。
 紐野義昭氏(自民)は参院選は「小泉改革」への国民の願いが表れるとし「道路特定財源の見直しは29人の知事が反対すると聞くが、どうか」と、見直しを批判する知事の見解を求めた。
 谷本知事は聖域なき改革を「多いに共鳴し、足並みをそろえて取り組む」とした反面「交付税一兆円削減などが唐突に出てくる」と指摘。「(数字の議論は)首相の本意ではないはず」とも言い、財源削減ありきの地方分権論をけん制した。
 再質問で紐野氏は「改革は早急にしないとタブーも出てくる」と迫ったが、知事は「このままいくと都市と地方の戦争になる」と平行線。
(H13.6.20 北陸中日新聞より)